2018年11月26日月曜日

第83回早慶対抗剣道試合



83回早慶対抗剣道試合
皆さんこんにちは。今回の記事は社会科学部1年鈴木涼也が担当させていただきます。
 
先日、108日(月)中央区立総合スポーツセンターにて伝統の一戦である、早慶戦が行われました。早慶戦は全日本と並び、今年優勝を目的としてきた大会です。会場には剣道部員以外にも保護者、また選手の友人たちなど多くの人が応援に来てくださいました。

緊迫感の走る選手入場


緊張感が漂う中、開会式が始まりました。両校応援部による気迫のこもったエール交換が行われ、総勢50名の両校選手の紹介が終わり、ついに試合の幕が上がりました。

早稲田の先鋒野中(1年)は、前に前にと強気の攻めをかけ続け慶應の先鋒貝原にコテを決め、大事な緒戦を勝利で飾ります。


見事な小手を決める先鋒 野中


しかし、次鋒の奥村が敗北を喫し早稲田はそのまま勢いに押される形で3連敗してしまい、慶應に流れを持っていかれてしまいます。しかし十六将の岡田(3年)が見事勝利することで慶應の勢いを食い止め、その後十四将の立川(4年)が負け 、再び慶應に流れを持っていかれそうになりますが十五将の和田(3年)が得意の返しドウで一本勝ちをし再び早稲田は勢いを取り戻します。その後、両校とも一歩も譲らぬまま慶應ややリードの状態で試合は展開していく中で九将の吉村(2年)が慶應の正メンバーでもある横溝と20分以上にも渡る激闘の末、執念のメンを決めます。続く八将岩部(4年)も見事な出ばなメンを決め、早稲田の勝利はあと一歩かと思われましたが、慶應も底力を見せ勝負は慶応リードで大将戦へともつれ込みます。劣勢の状況にも関わらず怒涛の攻めを繰り広げる大将安井(4年)の試合に選手と部員、そして観客席からの声援もこの日一番の盛り上がりを見せる中、勝負はついに延長に突入します。一進一退の攻防戦を見せ両者が拮抗する中、安井が飛び込みゴテを決め大将戦に勝利。今大会は引き分けという結果におわりました。
果敢に攻める安井


 
早慶戦は両校のプライドとプライドをかけた戦いであり、どちらも実力以上の力を出し切る試合の連続で、毎年どちらが勝ってもおかしくない接戦を繰り広げています。そんな中で来年こそは勝利できるよう、部員一丸となってより一層気を引き締めて稽古に臨む所存です。また、この早慶戦をもって4年生の先輩方は引退となります。常に私たち後輩を引っ張ってくれた先輩方が引退するのは少し寂しく感じますが、これからは秋山新主将をはじめとする新体制の下、部員一同精進してまいりますので、これからも早大剣道部の応援をよろしくお願いします。

2018年11月19日月曜日

第36回早慶対抗女子剣道試合

 こんにちは!今回の記事は基幹理工学部一年藤原が担当させていただきます。


先日924日(月)、早稲田大学剣道場にて、第36回早慶対抗女子剣道試合が行われました。この大会は全日本出場を逃した悔しさを胸に女子部員全員で臨んだ4年生と共に戦う最後の試合でした。

決戦前夜、1年生から4年生まで全女子部員がそれぞれの想いを伝えあい、早慶戦勝利への士気を高めあいました。




女子部員全員の思いを一つにして臨んだ決戦当日、流れを決める先鋒戦は早大2年和田対慶大2年髙橋の対決。両者立ち上がりから積極的に技を仕掛け、早大和田が先にメンを決めます。しかし、その後髙橋の勢いに押されメンを2本決められ、慶大に1勝を与えてしまいます。



続く次鋒戦は早大1年二神対慶大2年川村の対決。なんとか流れを取り戻したい二神ですが、両者とも一歩も譲らず延長戦へともつれ込みます。最後は川村の一瞬の隙を見逃さず、二神が引きドウを決め、早大に貴重な1勝をもたらしました。


同率の状態で迎えた五将戦は早大4年沖田対慶大2年早津の対決。なんとか流れを引き込みたい沖田は、立ち上がりに相手のコテを鮮やかに返しメンを決め、そのまま1本勝ち。早大にリードをもたらしました。




早大リードで迎えた中堅戦は早大3年品川対慶大3年馬場の対決。流れを繋げたい品川ですが、積極的に技を仕掛ける中、手元を上げさせられたところの引きドウを馬場に決められてしまい、慶大に1勝を与えてしまいます。



同率で迎えた三将戦は早大4年山下対慶大4年佐々木の対決。早大勝利へ向けて強い気持ち



を見せた山下ですが、なかなか勝敗がつかず延長戦へもつれ込みます。しかし、持ち前の粘り強さで佐々木の居ついたところの引きメンを決め、副将、大将に繋ぎます。



早大リードで迎えた副将戦は、早大3年太田対慶大4年佐藤の対決。負けると後がなくなる佐藤に対し、冷静に応じる太田は相手を自分のペースに引き込み引きメン、その後ドウを決め2本勝ち。早大を優勝に導きました。



大将戦は、早大4年小西対慶大4年安井の主将同士の対決。序盤から果敢に攻め合う中、互いに一歩引いた後思い切った合いメンにとびましたが、安井に旗が上がってしまい、1本とられて試合が終わってしまいました。






しかし、4-3というスコアで早稲田大学は早慶戦優勝を決め、15連覇を成し遂げました。そしてこの早慶戦をもって引退となる4年生に有終の美を飾ることが出来ました。今まで引っ張ってきてくださった4年生の方々が引退されるのはとても寂しいものですが、これからは新体制で「全日優勝」、「早慶戦優勝」を目標に稽古に励んでいきます!

これからも応援のほどよろしくお願い致します。
それでは次回の更新をお楽しみに!


2018年11月15日木曜日

第67回関東学生剣道優勝大会

こんにちは!
今回の記事はスポーツ科学部1年の藤本が担当させていただきます
 先日、9月9日(日)、日本武道館において第67回関東学生剣道優勝大会が開催されました。この大会は全日本学生剣道優勝大会の出場をかけたとても重要な試合となっています。
早稲田大学は学生日本一を目標に掲げ、日々練習をしています。今大会ではその成果が試されることとなります。


 早大は1回戦をシードで勝ち上がり、2回戦で流通経済大学と対戦しました。
先鋒の丸田は一本を果敢に狙い、攻めの剣道を続けました。結果は引き分けとなりましたが、チームに勢いをつける試合展開でした。次鋒の鈴木は常に優位に立ち試合を繰り広げました。結果は引き分けとなり五将へ繋ぎます。五将の吉村は相手が打ってくるところを華麗にさばき、一本へは届きませんでしたが攻めの剣道を見せ中堅へ繋ぎます。中堅の中嶋は得意の面で相手を攻め引き分けで後ろへ繋ぎます。三将の藤田は常に一本を狙い、攻め続けます。しかし、一瞬の隙を突かれ相手にメンを打たれてしまいます。その後も一本を取り返すため、怒涛の攻めを見せますが、一本にはあと一歩届かず一本負けで副将に繋ぎます。副将の秋山は、一本を取り返すために激しい攻めを見せ続け、相手を圧倒します。一本になりそうな惜しい打ちを何度も繰り出しますが、旗は上がらず流通経済大学の一本リードは変わりません。

そして勝負は大将安井に託されました。



試合開始と同時にお互い激しい打ち合いを繰り広げます。一本のリードを守り切ろうとする中根選手に果敢に切り込んでいく大将安井。互いに一歩も譲らない白熱した試合に、両チーム応援にも熱が入ります。安井は何度も惜しい技を繰り出しますが中根選手に一瞬のスキを突かれ試合終了間際にメンを取られてしまいます。その後も最後まで気持ちを切らさず激しい攻めを見せ続けますが、一本を取り返すことが出来ず、早稲田は惜しくも二回戦で敗退が決定しました。

今年のチームは個々の力は十分にあり、優勝する実力はありました。しかし、二回戦で姿を消す結果となってしまい、目標である学生日本一を果たすことは出来ませんでした。この悔しさをバネに今後より一層稽古に励み、早慶戦で必ず優勝できるように部員全員で努力していこうと思います。これからも早稲田大学剣道部の応援をよろしくお願いします!





2018年11月11日日曜日

第42回関東女子学生剣道優勝大会

第42回関東女子学生剣道優勝大会




こんにちは!
今回の記事はスポーツ科学部1年の野中が担当させていただきます。
 先日、9月3日(土)、東京武道館において第42回関東女子学生剣道優勝大会が開催されました。この大会は、全日本女子学生剣道優勝大会出場の切符をかける重要な大会です。
各校が悲願である全国制覇をかけ、今までの稽古の成果や、気合いと気合いをぶつけ合うとても白熱した試合が展開されます。

 早大は1回戦で高崎健康福祉大学と対戦しました。
先鋒の山下は積極的な試合を展開し、面を先取しその後も攻めつずけもう一本面を決め二本勝ちをし、チームを勢いづけます。次鋒の沖田はチームの流れを止めることなく冷静に試合を進め、引き分けで次に繋ぎます。中堅の二神は、一年生らしく思い切りの良い試合を展開し面二本を取得し、早稲田大学の勝利に大手をかけます。副将の太田は、相手選手の怒涛の攻めを華麗に捌き、引き分けに持ち込み早稲田大学の勝利を決めます。大将の小西は敗れるも思い切りの良いのびのびとした試合を展開しました。


 続く二回戦では駒澤大学と対戦しました。駒澤大学は昨年早稲田大学を破った強敵であり、選手だけでなく応援席にも気合いが入ります。先鋒の山下は果敢に攻めるも引き分け、続く沖田、二神も積極的な試合を展開するが惜しくも引き分けてしまいます。副将の太田は流れを変えるために攻め続けますが一本を取られてしまいます。大将の小西も一本を取り返しに行きますが、一本を取られてしまい返すことができず、惜しくも二回戦敗退が決定しました。



 今年のチームは個々が十分に優勝する実力つけており、去年の雪辱を晴らすべく挑んだ今大会でしたが、駒澤大学に惜敗する結果となりました。目標であった全国制覇を果たすことができなかった悔しさは大きいですが、今回の悔しさと経験を糧に稽古を積み、早慶戦に勝利し、完全燃焼できるように部員一丸となって頑張りたいと思います。皆さん、これからも応援よろしくお願いします。

2018年11月10日土曜日

夏合宿!!

2018年11月3日土曜日

夏合宿!!


こんにちは!
今回のブログは先進理工学部1年の佐々木が担当させていただきます。

今回は8月10日~8月17日に行われた夏合宿について書かせていただきます!

剣道部の夏合宿は群馬県利根郡片品村で行われました。そこは、群馬県の山奥で壮大な自然が広がっています。今年は天気が悪く気温が低かったため剣道をするにはちょうどいい環境でした。

合宿初日、バスに乗り合宿所に到着するまでに私たちを待ち受けていたのは一発芸という試練でした。剣道部の伝統であることを知り、覚悟を決めるとともに、これからの1週間に不安を感じました。


途中で昼食をとり、合宿所に到着するといよいよ合宿本番です。しかし稽古が始まる前に私たち1年生には早速仕事がありました。班員のドリンクづくり、道着や袴の洗濯などの仕事です。毎回の稽古の前後に仕事があるため、大変ではありましたが、先輩方から「お疲れ!」「ありがとう!」などの労いの言葉をかけてくださったりしていただいたおかげで、最後まで頑張ることができました。


ここからは稽古について書きたいと思います。

朝練では日本剣道形、木刀による基本稽古法に加えて、小野派一刀流というものを栗原師範に教えていただきました。小野派一刀流には”切り落とし”をはじめとした数々の日本剣道形とは異なる礼法がありとても新鮮なものでした。
午前練では追い込み、技の練習、かかり稽古など普段と同じ稽古内容ではありましたが、合宿所の体育館は大学の道場よりも広く、体力的にきつい場面もありましたが、全員で声を掛け合って乗り切ることができました。

午前練では関東学生団体の選手を決めるための選考試合を行いました。”選手の座を取る”という緊張した雰囲気でした。審判をつけてこれほど多くの試合をするのは大学生には多くはないことなので、選手になれた人もなれなかった人も、自分の課題を見つけるいい機会になったと思います。

最終日の稽古の最後には千本早素振りがありました。1人10本ずつ数えていき千本振るのですが、半分の500本に達する前に意識が無になりましたが、千本振り終えた後の達成感は何とも言えませんでした。
千本早素振りの後は全員で輪になり早稲田の校歌を歌い、合宿での稽古は終了しました。


稽古後の納会では、全員でBBQを楽しみました。そして、今年は3年の長瀬さんがヤッピー賞に輝きました。ヤッピー賞とは合宿期間中に最も一発芸で輝いていた人に贈られる賞です。とても完成度の高い一発芸で、だれもが認める受賞でした。私もそんな一発芸が作れるようになりたいなと思いました。

一週間に及ぶ合宿を終え、まず早大剣道部に入部して本当に良かったと思いました。稽古も仕事も普段より大変でしたが、チーム一丸となって乗り越えられたことで普段の生活では経験できないような一体感が生まれたり、信頼関係を築くことができたと思います。この合宿を通過点として各々得た課題に取り組み、部員全員で、日本一を目指して稽古に励んでいきます!皆さんと今後とも応援よろしくお願いします!

では、次回の更新をお楽しみに!!