2016年11月28日月曜日

第81回早慶対抗剣道試合

皆さんこんにちは。今回の記事は社会科学部1年加藤が担当させていただきます。

先日、11月20日(日) に慶應大学日吉記念館にて伝統の一戦である、早慶戦が行われました。早慶戦は全日本と並び、私たち剣道部が今年1年間優勝を目標としてきた戦いの一つです。全日本では慶應大学に惜しくも敗れ、ベスト8を逃してしまい、今回はその悔しさを胸に挑む早慶戦になりました。


広い会場で1コートのみの早慶戦、伝統や観衆の視線がのしかかる重圧の中、開会式が始まりました。両校の気迫のこもったエール交換が行われ、総勢50名の両校選手の紹介が終わると、ついに試合の幕が上がりました。


早稲田の先鋒・岡田は1年生ながらも気迫で相手の4年生、篠田に対し常に前へ前へゆく試合をし、ドウを決め、流れを作りました。これを続く次鋒・岩部、十八将・藤澤が受け継ぎ、3連勝をあげました。さらに、十六将・小松(頌)、十五将・和田、十三将・馬場の活躍により、早稲田が大きくリードしました。とくに十五将・和田は1年ながらも今回の優秀選手に選出される活躍で相手の4年生、野地(逸)が不用意に間合いに入ってきたところにメンを決め、一本勝ちをあげました。

メンを決める和田(1年:東福岡)

しかし、その後は慶應側に流れを持っていかれ、敗戦が続きました。7勝6敗と負けてしまうと慶應に並ばれてしまう場面で登場したのが我らが副主将、森本です。堅実に試合を進め、延長戦の末、引きドウを決め、早稲田のリードを広げました。
    
森本(4年:龍谷大平安)

それでも慶應の流れは崩せず、ついに慶應に8勝8敗と並ばれてしまいます。その後、9勝9敗の本数負けという、もう後がなくなったところで副将・久田松が延長戦の末にメンを決め、大将・小林に繋ぎます。勝利した方が優勝という緊張した大将戦、すべてを託された主将・小林は因縁の相手、廣田と対戦しました。周りの応援や拍手もこの日一番の盛り上がりを見せ、緊迫した空気の中試合が始まりました。小林は相手のコテを警戒するも両者一進一退の攻防戦を繰り返し、延長戦に突入しました。両者拮抗する中、小林が相手のコテに対してメンを決め、早稲田を優勝に導きました。  
 小林(4年:高輪)

早慶戦優勝という目標を果たし、部員一同歓喜しました。現在早稲田は3連覇していますが、早慶戦は毎年どちらが勝ってもおかしくない戦いです。来年も勝利できるよう、より一層気を引き締めていきたいと思います。
また、この早慶戦をもって4年生の先輩方は引退となります。常に私たち後輩を引っ張ってくれた先輩方が引退するのは寂しいものですが、これからは久田松新主将をはじめとする新体制の下、部員一同精進してまいりますので、これからも応援のほどよろしくお願いします。








2016年11月16日水曜日

第50回関東理工科系学生剣道新人戦大会


こんにちは。今回の記事は基幹理工学部1年の山田が担当させて頂きます。


先日、116()に、電気通信大学第一体育館にて第50回関東理工科系学生剣道新人戦大会が開催されました。本学剣道部からは4年粟屋、坂元、森、梁川、3年河野、鴻野、小笠、2年トーマス、1年村田、山田の10名が参加しました。4年生と参加する理工大会は本大会で最後となるため10人で一丸となって大会に臨みました。


個人戦には4年粟屋、3年河野、2年トーマス、1年村田、山田が参加しました。4年粟屋が4年生の意地を見せ、気迫のある試合で見事ベスト8となりました。

団体戦には4年粟屋、坂元、森、梁川、3年河野、鴻野、小笠、1年村田の8名が参加し、第三位となりました。初戦、東邦大に対し、先鋒・鴻野が勢いのある試合で2本勝ちし、その流れを維持したまま、大将へとつなぎ、森が初太刀で返し胴を取り2本勝ちし、初戦、3回戦を突破しました。準々決勝では5将・梁川が面を決め、中堅・粟屋が守り、3将・河野、副将・坂元が2本勝ちし、準決勝へと駒を進めました。準決勝では、東農大に対して次鋒・小笠が引き分け、副将・坂元が取り返して勝つなど接戦を繰り広げましたが惜しくも負けてしまいまいました。



今大会ではそれぞれが活気のある試合をして、団体戦では第三位という結果を残すことができました。また、多くのOBや学生が応援に来てくださり、盛り上がりのある、良い大会になったと思います。本大会で学んだことをいかし今後の稽古に励んでいきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

2016年11月11日金曜日

第34回早慶対抗女子剣道試合

はじめまして。今回の記事は、4年野平が担当させていただきます。

先日、10月23日(日)に第34回早慶対抗女子剣道試合が慶應義塾大学日吉道場で行われました。この大会は4年生である私たちにとって最後の、特別な想いをかけて臨む大会でした。
決戦前夜、女子部員それぞれの想いを伝え合い早慶戦勝利への士気を高める中で、後輩たちは勝利への強い気持ちを表明し、4年生はこれまでの感謝と明日の勝利を誓いました。



想いを一つにして挑んだ大会当日、流れを決める先鋒戦は早大3年杉村と慶大4年前園の対決。積極的に技を出していく杉村ですが、なかなか勝負がつかずに延長戦にもつれ込みます。最後は前園が下がった一瞬を見逃さずに杉村がコテを打ち込み、早稲田に貴重な一勝をもたらしました。

続く次鋒戦、早大1年太田と慶大1年馬場の対決。なんとか流れを取り戻したい馬場に対し、冷静に対応する太田。延長に入り相手の手元が上がったところにコテを打ち込み、早稲田の流れを繋げました。

良い流れで迎えた五将戦、早大3年川﨑対慶大3年小林の対決。負けると後がなくなる慶大小林の攻めに対して冷静に応じる川﨑は、早稲田の勝利に勢いをつけるメンを決めて一本勝ちを収めます。

続く中堅戦、早大3年河村対慶大3年福沢の対決。早稲田の勝利に向けて強い気持ちを見せた河村は肩の怪我を感じさせない粘り強い試合を展開し、引きドウによって早稲田の優勝を決めました。

後輩たちが勝利を掴み取ってきたことで、続く三将の早大4年川上は慶大2年安井に対し、彼女らしい試合を展開します。鍔迫り合いでの一瞬の機会を逃さずに引きメンを決め一本を先取しますが、なんとしても全敗を阻止したい安井によって逆ドウを2本決められ、慶大に1勝を与えてしまいました。


副将戦、早大2年小西対慶大2年佐々木の対決。相手の猛攻に対して臆することなく、小西がツキを決めます。その後逆ドウを決められてしまうものの、一瞬の隙を見逃さずに引きドウを決め、大将戦に良い流れを繋げました。

大将戦、早大4年阪本対慶大4年竹内の対決。ここで阪本が気持ちの強さを見せます。序盤から果敢に攻め、コテを決めます。その後激しい打ち合いが続き、相メンとなりますが旗が割れて竹内に一本を与えてしまいます。それでもなお強い気持ちを見せ、最後は得意の引きメンで大将戦を終えました。


後輩たちの頑張りと川上、阪本の強い気持ちによって早稲田は見事13連覇を成し遂げ、私たち4年生は学生剣道生活に有終の美を飾ることができました。
今回の女子の勝利が次に控える男子早慶戦での勝利に繋がるよう、気を引き締めて稽古に励んでいきます。応援のほどよろしくお願いいたします。