2018年1月18日木曜日

第35回早慶対抗女子剣道試合

はじめまして。今回の記事は、1年高橋が担当させていただきます。


先日、10月15日(日)第35回早慶女子対抗剣道試合が早稲田大学剣道場で行われました。悔し涙で終わった関東女子学生優勝大会から早1ヵ月、この大会は4年生にとって最後の試合で、選手だけでなく女子部員全員が川崎茜主将を筆頭に早慶戦勝利のために一生懸命稽古に励んできました。
決戦前夜、女子部員それぞれの思いを伝えあい早慶戦勝利への士気を高める中で、私たちは勝利への強い気持ちを表明し、4年生とこれまでの感謝と明日の勝利を誓いました。

女子部員全員で思いを一つに臨んだ大会当日、流れを決める先鋒戦は早大4年杉村選手と慶大4年神戸選手の対決。積極的に技を仕掛ける杉村選手は相手の射ついたところを見逃さず、力強い面を決め一本勝ち、早稲田に貴重な一勝目をもたらしまいた。

続く次鋒戦、早大2年品川選手と慶大1年川村選手の対決。なんとか流れを変えようと先攻めをしてくる川村選手に対して、相手のペースになりなかなか力が出し切れない品川選手の試合は、延長戦にもつれこみます。相手の攻めに対し、とっさに面にでてしまった品川選手は川村選手にコテを決められ慶大に一本を与えてしまいました。

同率の状態で迎えた五将戦、早大3年山下選手対慶大3年安井選手の対決。何とか流れをつくりたい山下選手。しかし慶大の勢いはすごく、長い延長の末、山下選手の手元が上がったところ、慶大安井選手にコテを決められ、慶大にまたもや一勝を与えてしまいました。

慶大の流れで迎えた中堅戦、早大2年太田選手対慶大4年小林選手の対決。早稲田の勝利に向けて強い気持ちを見せた太田選手は慶大の流れを止めるような勢いのある試合を展開し、ドウとメンを決め、早稲田の流れをつくりました。

続く三将戦、早大3年小西選手対慶大1年髙橋選手の対決。なんとか勝ちたい慶大髙橋選手の攻めに対し、冷静な試合を展開しドウとメンを決め、副将、大将に良い流れを繋げました。

副将戦、早大4年河村選手対慶大2年馬場選手の対決。負けると後がなくなる慶大馬場選手に対し、冷静に応じる河村選手は、早稲田の勝利に勢いをつけるコテを決めて早稲田の優勝を決めました。

大将戦、早大4年川﨑選手対慶大4年福沢選手の対決。ここで川崎選手は集大成としての力強い試合を展開し、得意の飛び込みメンで大将戦を終えました。一歩も下がることなく、果敢に攻める川﨑選手の試合は私たちの目に焼き付きました。

早慶戦優勝という目標を果たし、部員一同歓喜しました。今回で早稲田は14連覇を成し遂げ、4年生は、学生生活に有終の美を飾ることができました。
また、この早慶戦をもって4年生の先輩方は引退となります。常に私たちの見本となり、後輩のことを一番に考えて下さった素晴らしい先輩方が引退するのは非常に寂しいものですが、これからは新体制として、部員一同「日本一」を目指して稽古に励みたいと思います。これからも応援のほど宜しくお願い致します。








第82回早慶対抗剣道試合

皆さんこんにちは。今回の記事は国際教養学部1年ラスムセーン・ルーカスが担当させていただきます。
 先日、10月9日(月)中央区立総合スポーツセンターにて伝統の一戦である、早慶戦が行われました。早慶戦は全日本と並び、今年優勝を目的としてきた大会の一つです。試合前から会場には保護者、また選手の友人たちなど多くの人が応援しに来られました。

 緊張感が漂う中、開会式が始まりました。両校の気迫のこもったエール交換が行われ、総勢50名の両校選手の紹介が終わり、試合の幕が上がりました。
実行委員長の大野(4年:早大学院)
 実行委員長の大野が、開会宣言を行いました。また、昨年の勝者である早稲田大学の優勝杯が返還されました。


開会式に並んでいる早稲田チーム
早稲田の次鋒土居(2年)は、自慢の持ち味であるコテの出鼻技で試合の流れを変え、2試合連続で勝ち抜きしました。これに続く17将吉村(1年)は、1試合目の延長戦にメンを決めて勝って、2試合目にドウを決めて一本勝ちで勝ちました。
メンを決める吉村(1年:東福岡)
その後、慶應に流れが行きかけるものの六将・丸田(3年)が3試合勝ちぬく活躍を見せ、早稲田に流れを戻します。最初の試合、相手の尾野にツキを決めて勝つと、長谷川を延長戦で、メンを決めて下しました。
 中堅の2年秋山も4試合を勝ち抜く活躍を見せ、その活躍により、早稲田が大きくリードしました。その後、両校の緊張が高まる中、4将の3年松葉が2試合を勝ち抜きました。
 大将の久田松が慶應のエース・伊藤(2年)を気迫のメンで下し、慶應の遠藤(4年)との大将戦に臨みました。最後の一戦では、選手だけでなく、試合を見守る部員や観客の緊張や声援が最高潮に達しました。久田松は得意のメンで果敢に攻め、一本のチャンスを作りましたが、惜しくも敗れてしまいました。

大将戦、久田松(4年:龍谷)
試合終了後、閉会式が行われ今年の優秀選手が表彰されました。今年の早稲田の優秀選手は、秋山(スポーツ科学部2年)、松葉(法学部3年)や丸田(法学部3年)とされました。

両校の優秀選手方
大会が終了後、皆とOBの先輩が全員道場に集まって、伝統の納会が行われました。今年は惜敗してしまいましたが、OBの先輩方から温かい励ましのお言葉や具体的なアドバイスをいただき、来年への勝利の糧としました。
  最後に、皆で気持ちを込めて校歌を歌い、来年こそ優勝できるように確かな目標、そして強い気持ちとともに全日程を終えました。早慶戦が終わると次は全日本学生剣道優勝大会があります。部員一丸となって悲願の全日本制覇を目指します。