みなさん、こんにちは!今回の記事は基幹理工学部1年の白石が担当させていただきます。
先日、11月22日(月)に日吉記念館にて早慶戦が行われました。
早慶戦は4年生の集大成となる最後の試合です。そのため、毎年、チーム全員が並々ならぬ熱い思いで一丸となって戦う試合となります。早慶戦優勝は早大剣道部の大きな目標の一つでもあります。
今年は新型コロナウイルスの影響を受けながらも、いくつかの規制を設けて、OBの先輩方や保護者の皆さまに応援に来ていただきました。
そして、こちらも伝統である早慶両校の応援団によるエール交換が行われ、50名の選手紹介が終わり、ついに戦いの火蓋が上がります。
早稲田先鋒の中村(一年)は慶應の先鋒深野(一年)に果敢に攻めて行くが惜しくも引き分けにおわります。
続く早稲田次鋒の松田(三年)が粘り強い試合をしたのち、鋭い面を決め一本を勝ち取りました。続く慶應の十八将にも引き分け早稲田、一勝リードで十八将山本(二年)につなぎます。
山本は慶應十七将の永江に見事な返し胴を決め勝負を決め、次の相手も見事抜き、2人抜きを果たします。
そして、次期副主将である嶋田(三年)対慶應の十五将の常山の試合となります。嶋田は落ち着いた試合運びをし、自分のペースを取ったのち見事なメンを決め、続く、十四将の吉田に一本を先制されるも気持ちのこもった面でなんとか対に持っていきますが引き面を取られ負けてしまいます。
ここで、早稲田の十六将斎藤(四年)が気迫のこもった試合をし、コテ、メンを取り早稲田の士気を上げました。
慶應十三将の奈須川に抜かれるも、早稲田十五将の宮原(二年)が相手のうち終わりをしっかりと捉えて抜きかえしました。続く慶應の十二将小檜山に早稲田は苦戦を強いられるこになり、小檜山の上段から繰り出される鋭い技に早稲田の選手は六人抜かれてしまいます。
この流れを止めたのは、元上段でもある九将の外山(二年)で、勢いづく小檜山をなんとか粘り強い試合を展開し引き分けに収めました。
慶應三勝リードで迎える試合は早稲田八将の馬場(一年)対慶応十一将の水越です。ルーキーの登場とういうこともあり、早稲田側は一気に盛り上がります。終始、馬場リードの試合展開となりましたが惜しくも一本を取られてしまいます。
ここで、登場するのは早稲田1番のテクニシャンである七将の和田(三年)で、ここでも華麗なコテを決め抜き返します。続く試合も引き分け、きっちり仕事をこなしました。
早稲田の六将の三浦(四年)が慶應の九将に力強いコテ、八将の大塚にメンを炸裂させます。2人をぬきじわじわと慶應に詰めよります。
二年生のエースである早稲田五将の門間(二年)は続く慶應の七将にメン、コテを決めあっさり試合を決めましたが、続く慶応の六将清野に止められてしまいます。
ここで、次期主将である早稲田三将の大串(三年)が登場します。
打突力を極めた男が慶應に牙をむき、鋭い出コテ、メン、ツキ、引き面など多彩な技で一気に4人を抜き、早稲田一勝リードまで持っていきます。
そして、早稲田副主将の三将野中(四年)が慶應副将の宮城を鮮やかなメンを打ち勝負は一気に早稲田リードとなりました。残す、慶應の大将馬場に接戦をするも惜しくもコテを取られてしまいます。
副将の上段藤本(四年)が勝負を決めようとするも惜しくもメンを取られてしまいました。そして、勝負は両校の大将に委ねられ、会場は一気に緊張感をおび、白熱した試合になることを全員が予感しました。
早稲田の大将鈴木は勇猛果敢に馬場に攻め込んでいきます。対する馬場も大将の意地をみせ、勝負は延長戦に持ち込まれました。最後には慶應の馬場のメンが決まり、本大会の軍配は慶應に上がりました。
早慶戦は伝統的な試合であり、両校のプライドがぶつかり毎年、激戦を繰り広げています。ですが、近年は負けが続いており早稲田はリベンジを果たせず悔しい結果となってしまいました。
コロナ禍で稽古ができない苦しい状況の中、部員を引っ張ってこられた四年生が引退してしまうのは寂しいですが、次期主将の大串をはじめとした新チームで日本一、そして早慶戦優勝を目指して頑張っていきたいと思います。これからも早稲田大学剣道部の応援をよろしくお願いします。
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