先日、10月15日(日)第35回早慶女子対抗剣道試合が早稲田大学剣道場で行われました。悔し涙で終わった関東女子学生優勝大会から早1ヵ月、この大会は4年生にとって最後の試合で、選手だけでなく女子部員全員が川崎茜主将を筆頭に早慶戦勝利のために一生懸命稽古に励んできました。
決戦前夜、女子部員それぞれの思いを伝えあい早慶戦勝利への士気を高める中で、私たちは勝利への強い気持ちを表明し、4年生とこれまでの感謝と明日の勝利を誓いました。
女子部員全員で思いを一つに臨んだ大会当日、流れを決める先鋒戦は早大4年杉村選手と慶大4年神戸選手の対決。積極的に技を仕掛ける杉村選手は相手の射ついたところを見逃さず、力強い面を決め一本勝ち、早稲田に貴重な一勝目をもたらしまいた。
続く次鋒戦、早大2年品川選手と慶大1年川村選手の対決。なんとか流れを変えようと先攻めをしてくる川村選手に対して、相手のペースになりなかなか力が出し切れない品川選手の試合は、延長戦にもつれこみます。相手の攻めに対し、とっさに面にでてしまった品川選手は川村選手にコテを決められ慶大に一本を与えてしまいました。
同率の状態で迎えた五将戦、早大3年山下選手対慶大3年安井選手の対決。何とか流れをつくりたい山下選手。しかし慶大の勢いはすごく、長い延長の末、山下選手の手元が上がったところ、慶大安井選手にコテを決められ、慶大にまたもや一勝を与えてしまいました。
慶大の流れで迎えた中堅戦、早大2年太田選手対慶大4年小林選手の対決。早稲田の勝利に向けて強い気持ちを見せた太田選手は慶大の流れを止めるような勢いのある試合を展開し、ドウとメンを決め、早稲田の流れをつくりました。
続く三将戦、早大3年小西選手対慶大1年髙橋選手の対決。なんとか勝ちたい慶大髙橋選手の攻めに対し、冷静な試合を展開しドウとメンを決め、副将、大将に良い流れを繋げました。
副将戦、早大4年河村選手対慶大2年馬場選手の対決。負けると後がなくなる慶大馬場選手に対し、冷静に応じる河村選手は、早稲田の勝利に勢いをつけるコテを決めて早稲田の優勝を決めました。
大将戦、早大4年川﨑選手対慶大4年福沢選手の対決。ここで川崎選手は集大成としての力強い試合を展開し、得意の飛び込みメンで大将戦を終えました。一歩も下がることなく、果敢に攻める川﨑選手の試合は私たちの目に焼き付きました。
早慶戦優勝という目標を果たし、部員一同歓喜しました。今回で早稲田は14連覇を成し遂げ、4年生は、学生生活に有終の美を飾ることができました。
また、この早慶戦をもって4年生の先輩方は引退となります。常に私たちの見本となり、後輩のことを一番に考えて下さった素晴らしい先輩方が引退するのは非常に寂しいものですが、これからは新体制として、部員一同「日本一」を目指して稽古に励みたいと思います。これからも応援のほど宜しくお願い致します。