2017年10月12日木曜日

第66回関東学生剣道優勝大会

 こんにちは。今回の記事は政治経済学部1年の田伏が担当します!


 先日、910日(日)日本武道館において、第66回関東学生剣道優勝大会が開催されました。「学生日本一」掲げて、日々の稽古に励む早稲田大学剣道部にとって、本大会は大事な予選となります。部員一同、優勝というタイトルを手に入れるため、一戦一戦に熱が入ります。


  早大は、緒戦となる第二回戦で東工大と対決しました。先鋒の山本が開始直後に、メンを決め、一本勝ちで勢いづけます。しかし、続く次鋒が負け、五将が引き分けとなり雲行きが怪しくなってきました。ここで、この悪い流れを断ち切ったのは、一年生ながら早大剣道部の代表に選ばれた藤田でした。早稲田大学での公式戦初出場を二本勝ちという華やかなスタートで切り、チームの流れを取り返しました。そして流れに乗り、三将の安井、副将の勇、大将の久田松が二本勝ちをして、三回戦へと駒を進めます。





  続く三回戦は青学大と対戦しました。先鋒の山本は相手にコテを取られますが、メンを取り返し青学大に流れをもっていかせません。続く次鋒の藤田、五将の中嶋、中堅の安井がそれぞれ一本勝ちで試合を進めます。そして、三将の秋山がメン二本を奪い、試合を決定づけると、副将の勇が引き分けで繋ぎ、大将の久田松が二本勝ちで試合を収めました。相手を圧倒する試合内容で、続く四回戦に駒を進めました。





 

 四回戦の相手は強豪、日体大。先鋒は健闘したものの、惜しくも一本負けを喫してしまいます。その後、流れを上手く作れず、引き分けが続きます。そんな中、この状況を打破したのが、三将の安井でした。上手い駆け引きで相手を引きずり出し、コテを決めると、勢いに乗り、メンを決め二本勝ちで副将へと繋ぎます。安井が二本勝ちをしたことで、一本差の本数有利の状況で試合が進んでいきます。副将の勇が引き分けとなり、勝敗は大将戦へともつれ込みました。お互い、チームのために負けるは訳にはいかないと、序盤から激しい攻防が続きます。応援側も手に汗握る熱い展開となりました。そして、後がない日体大の猛攻を守り切り、引き分けにしました。本数で一本上回り、勝利を収め、準々決勝へと駒を進めました。


  ベスト4入りをかけた準々決勝では、優勝候補として挙げられる筑波大学と対戦しました。先鋒、次鋒と相次いで一本ずつ取られ、厳しい展開となっていきます。五将の中嶋が一本取り勝利への兆しが射したと思いきや、相手に一本取り返されてしまい、引き分けとなります。続く中堅の安井、三将の秋山も引き分けに終わり、勝敗は副将、大将へと委ねられました。ここで勝たなければ敗北が決定してしまう副将戦では勇が果敢に攻撃を仕掛けます。その結果、中盤にメンを奪うことに成功しますが、試合終了間際に返し胴を決められ、引き分けとなります。大将の久田松は一矢報いるため、果敢に攻め激しい攻防戦が繰り広げられます。結果は両者一本ずつ奪い、引き分けとなりました。チームとして負けはしたものの、今後に生きる、良い手応えはありました。


  今年のチームは優勝できる力があっただけに、ベスト8という結果は悔しさが残ります。しかし、全国への切符は手にしました。ここからが「学生日本一」を手にするか、否かの正念場です。本大会で味わった経験と悔しさをバネにして、部員全員で必ずや10月に日本武道館で開催される全日本学生剣道優勝大会で、「学生日本一」を勝ち取るために精進して参ります。皆さん、応援よろしくお願いします!!


 

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