2019年11月25日月曜日

第84回早慶対抗剣道試合

第84回早慶対抗剣道試合

みなさんこんにちは!
今回の記事は法学部1年の真野が担当させていただきます。

先日11月17日(日)に早稲田アリーナにおいて、伝統の一戦である早慶戦が行われました。

早慶戦は1年間の集大成でもあり、四年生の最後の試合、早慶戦優勝というのは全日本と並び、部としての大きな目標の一つでもあります。

今年も、会場には剣道部員以外に、多くの方々が応援に来てくださいました。緊張感が漂う中、開会式が始まりました。

両校応援部による気迫のこもったエール交換が行われ、総勢50名の選手紹介が終わり、ついに試合の幕が上がりました。

緊迫感のある開会式

早稲田の先鋒和田晃貴(1年)は、勢いのある強気の攻めをかけ続け、慶應の先鋒松崎にコテを決めるとさらに勢いに乗り、続く慶應の次鋒玉地にもメンを決め、序盤にリードします。

そして、慶應の十八将森田に敗北を喫するも、早稲田の次鋒松田(一年)が森田に華麗なメンを決め、そこから二人抜きをします。

さらに、慶應の十六将の正メンバーでもある柏に二人抜きをされるも、早稲田の十七将吉村(三年)が食い止め、怒涛の3人抜きを見せ、早稲田のリードを大きく広げます。

しかし慶應の正メンバーでもある横溝に延長の末、メンを取られ、ここから横溝は足をつりながらも早稲田を6人も抜き、一気に接戦に持ち込まれます。

この流れを止めたのは早稲田十一将の岡田(4年)です。執念のコテを決めると、続く慶應の十二将森川にも見事なメンを決め、一度はリードを奪われるも何とか追いつきます。

その後も激戦を繰り広げるのですが、早慶両方、中堅の勝負となりますが敗北を喫します。

慶應に一人のリードを許し始まった後半戦、早稲田九将の渡邊(2年)が見事なメンで早稲田が取り返すも、慶應七将の松竹に3人抜きされ、徐々に慶應にリードを広げられてしまいます。

しかし、迎えた早稲田の四将藤本(2年)が上段の構えからの見事なメンで一気に追いつきます。

ところが、慶應四将の長谷川が取り返すなど、慶應リードのままお互い一歩も譲らない戦いが続き、早稲田残り二人、慶應残り四人とかなり劣勢な状況で回ってきた早稲田副将の中嶋(4年)は延長戦になる勝負に打ち勝ち、そこから3人抜きをして逆転に成功。

慶應の大将まで持っていきます。苦しい延長戦の末、慶應の伊藤に惜しくも返し胴を決められ、いよいよ最後の大将戦。

早稲田の大将秋山(4年)と慶應大将の伊藤(4年)の試合に選手と部員、そして観客席からの声援もこの日一番の盛り上がりを見せます。

そして、勝負はついに延長戦に突入します。激戦を繰り広げましたが、お互い気迫のこもった合いメンで惜しくも伊藤に旗が上がり、慶應の優勝という結果に終わりました。
大将戦前の秋山

早慶戦は両校のプライドとプライドをかけた戦いであり、どちらも実力以上の力を出し切る試合の連続で、毎年どちらが勝ってもおかしくない接戦を繰り広げています。

そんな中で来年こそは勝利できるよう、部員一丸となってより一層気を引き締めて稽古に励む所存です。

また、この早慶戦をもって4年生は引退となります。

常に私達後輩を引っ張ってくれた先輩方が引退するのは寂しくも感じますが、これからは藤田新主将をはじめとする新体制の下、部員一同精進してまいりますので、これからも早大剣道部の応援をよろしくお願いします。

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